はじめに
WordPressサイトの表示速度が遅いと感じていませんか?
「ページの読み込みに3秒以上かかる」「スマホで見ると重い」「SEO順位がなかなか上がらない」──こうした悩みを抱えているサイト運営者は少なくありません。
実は、WordPressの表示速度は、SEO・ユーザー体験・売上に直結する重要な要素です。Googleの調査によると、モバイルページの表示速度が1秒から5秒になると、直帰率が90%も増加することが分かっています。また、Kissmetricsの調査では、40%のユーザーが3秒以上待つと訪問を諦めるというデータもあります。
つまり、表示速度が遅いだけで、訪問者の半分近くを失っている可能性があるのです。
この記事では、WordPressサイトを3秒から1秒に高速化する13の方法を、初級・中級・上級の難易度別に解説します。初心者でも実装できる簡単な施策から、根本的な解決となるサーバー移行まで、具体的な手順とツールを紹介します。
この記事で分かること:
- WordPressが重くなる3つの原因
- 現在の表示速度を測定する方法(PageSpeed Insights、GTmetrix)
- コアウェブバイタル(LCP、FID、CLS)とは?
- 難易度別の高速化施策13選
- おすすめツール・プラグイン・サーバー比較
- トラブルシューティングとQ&A
あなたのWordPressサイトも、今日から速くなります。ぜひ最後までお読みください。
WordPressが重くなる3つの原因
WordPressサイトが遅くなる原因は、大きく分けて3つあります。
原因1: サーバーのスペック不足
WordPressは動的にページを生成するため、サーバーの処理能力が低いと表示速度が遅くなります。特に、格安の共用サーバーでは以下の問題が発生しやすくなります:
- CPU・メモリが他のユーザーと共有されている
- PHPのバージョンが古い
- ディスクI/Oが遅い(HDD利用)
解決策: 高速サーバー(SSD搭載、LiteSpeed採用等)への移行
原因2: WordPress本体・テーマ・プラグインの問題
WordPressサイトは、本体・テーマ・プラグインで構成されています。これらが最適化されていないと、無駄な処理が発生し、表示が遅くなります:
- 不要なプラグインが多すぎる
- テーマが重い(デザイン重視で最適化されていない)
- データベースが肥大化している
- PHPバージョンが古い
解決策: プラグイン整理、軽量テーマへの変更、データベース最適化
原因3: フロントエンド(画像・CSS・JavaScript)の問題
ユーザーのブラウザに表示される部分(フロントエンド)が重いと、表示速度が遅くなります:
- 画像サイズが大きい(未圧縮・高解像度)
- CSS/JavaScriptファイルが多すぎる
- キャッシュが設定されていない
- 外部スクリプト(広告、SNS等)が多い
解決策: 画像最適化、CSS/JavaScript最適化、キャッシュ設定、CDN導入
これらの原因を1つずつ解決していくことで、WordPressサイトは劇的に速くなります。
図1: WordPressが重くなる3つの原因
• CSS/JavaScriptファイルが多すぎる
• キャッシュが設定されていない
• 外部スクリプト(広告、SNS等)が多い
• テーマが重い(デザイン重視で最適化されていない)
• データベースが肥大化している
• PHPバージョンが古い
• 他ユーザーとリソースを共有(格安共用サーバー)
• HDDを使用(SSDでない)
• サーバーソフトウェアが古い(Apache等)
まず測定しよう!現在の表示速度を確認する方法
高速化を始める前に、現在の表示速度を測定しましょう。測定なしで改善はありません。以下の2つのツールを使って、現在の状態を把握します。
PageSpeed Insightsの使い方
PageSpeed Insightsは、Googleが提供する無料の表示速度測定ツールです。
使い方:
- PageSpeed Insightsにアクセス
- あなたのサイトのURLを入力
- 「分析」ボタンをクリック
- モバイル・デスクトップの両方でスコアを確認
スコアの見方:
- 90-100点: 優秀(緑)
- 50-89点: 改善の余地あり(オレンジ)
- 0-49点: 要改善(赤)
目標はモバイル・デスクトップともに90点以上です。
GTmetrixの使い方
GTmetrixは、より詳細な分析ができる無料ツールです。
使い方:
- GTmetrixにアクセス
- URLを入力して「Test your site」をクリック
- Performance、Structure、Web Vitalsを確認
特に注目すべき指標:
- Fully Loaded Time: ページが完全に読み込まれるまでの時間(目標: 3秒以内)
- Total Page Size: ページの合計サイズ(目標: 2MB以下)
- Requests: リクエスト数(目標: 50以下)
コアウェブバイタルとは?
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)は、Googleが重視する3つのユーザー体験指標です。これらが改善されると、SEO順位も上がりやすくなります。
1. LCP(Largest Contentful Paint)- 読み込み速度
定義: ページの主要なコンテンツが表示されるまでの時間
目標値: 2.5秒以内
改善方法:
- 画像最適化
- サーバー応答時間の短縮
- 不要なJavaScriptの削減
2. FID(First Input Delay)- インタラクティブ性
定義: ユーザーがページをクリックしてから、ブラウザが応答するまでの時間
目標値: 100ミリ秒以内
改善方法:
- JavaScript実行時間の短縮
- メインスレッドの負荷軽減
3. CLS(Cumulative Layout Shift)- 視覚的安定性
定義: ページの要素が予期せず移動する度合い
目標値: 0.1以下
改善方法:
- 画像・動画にwidth/heightを指定
- 広告スペースを事前に確保
- Webフォント読み込みの最適化
図6: コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?
(Largest Contentful Paint)
以内
ページの主要なコンテンツが表示されるまでの時間
改善方法:
• 画像最適化
• サーバー応答時間短縮
• JavaScript削減
(First Input Delay)
以内
ユーザーがクリックしてから、ブラウザが応答するまでの時間
改善方法:
• JavaScript実行時間短縮
• メインスレッド負荷軽減
• 不要なスクリプト削除
(Cumulative Layout Shift)
以下
ページの要素が予期せず移動する度合い
改善方法:
• 画像にwidth/height指定
• 広告スペースを事前確保
• Webフォント最適化
測定が完了したら、次のセクションで具体的な高速化施策を実装していきましょう。
図4: 高速化施策13選の一覧表
【初級編】1時間で実装可能
【中級編】技術知識が必要
【上級編】根本的解決
【初級編】1時間で実装できる高速化施策5選
初級編では、専門知識なしで今日から実装できる5つの施策を紹介します。これだけでも、表示速度を1-2秒短縮できます。
❶ 画像最適化(WebP形式への変換)
難易度: ★☆☆☆☆(非常に簡単)
所要時間: 15-30分
期待効果: -0.5〜-1.5秒
なぜ画像最適化が重要?
画像はWordPressサイトの容量の大部分を占めています。Googleの調査によると、WebP形式はPNGに比べ26%、JPEGに比べ30%軽量化できることが分かっています。
実装手順
方法1: プラグインを使う(推奨)
おすすめプラグイン: EWWW Image Optimizer
- WordPress管理画面→「プラグイン」→「新規追加」
- 「EWWW Image Optimizer」を検索してインストール
- 有効化後、「設定」→「EWWW Image Optimizer」
- 「WebP変換」にチェックを入れる
- 「既存の画像を一括最適化」をクリック
方法2: アップロード前に圧縮
無料ツール:
- TinyPNG – PNG/JPEG圧縮
- Squoosh – Google製、WebP変換可能
- Compressor.io – 複数形式対応
画像最適化ツール比較
| ツール名 | 特徴 | 料金 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| EWWW Image Optimizer | WebP変換対応、一括最適化 | 無料/有料 | ★★★★★ |
| Imagify | 自動最適化、操作簡単 | 無料/有料 | ★★★★☆ |
| ShortPixel | 圧縮率が高い | 無料/有料 | ★★★★☆ |
| Smush | 使いやすい、初心者向け | 無料/有料 | ★★★☆☆ |
| WebP Converter | WebP特化 | 無料 | ★★★☆☆ |
図3: 画像最適化のBefore/After比較
| 形式 | ファイルサイズ | 品質 | 削減率 | 読み込み時間 |
|---|---|---|---|---|
| JPEG(元データ) | 500 KB | 高 | – | 2.5秒 |
| PNG(元データ) | 800 KB | 高 | – | 4.0秒 |
| WebP(最適化後) | 150 KB | 高 | -70〜80% | 0.8秒 |
推奨ツール: EWWW Image Optimizer、Imagify、ShortPixel
❷ キャッシュプラグイン導入
難易度: ★★☆☆☆(簡単)
所要時間: 20-30分
期待効果: -1.0〜-2.0秒
キャッシュとは?
WordPressは、ページを表示するたびにPHP+データベースで動的にHTMLを生成します。キャッシュは、生成したHTMLを保存し、2回目以降は保存済みのHTMLを表示する仕組みです。これにより、サーバーの負荷が大幅に減り、表示速度が向上します。
動的ページ(キャッシュなし): ユーザーリクエスト → PHP処理 → DB問い合わせ → HTML生成 → 表示(3秒)
静的ページ(キャッシュあり): ユーザーリクエスト → 保存済みHTML表示(0.5秒)
図2: キャッシュの仕組み
【キャッシュなし】動的ページ生成(遅い)
リクエスト
処理
問い合わせ
生成
(3秒)
【キャッシュあり】静的ページ配信(速い)
リクエスト
読み込み
(0.5秒)
おすすめキャッシュプラグイン
| プラグイン名 | 特徴 | 料金 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| WP Rocket | 最強の有料プラグイン、設定簡単 | $59/年 | ★★★★★ |
| W3 Total Cache | 無料最強、機能豊富 | 無料 | ★★★★☆ |
| WP Super Cache | シンプル、初心者向け | 無料 | ★★★☆☆ |
| LiteSpeed Cache | LiteSpeedサーバー専用 | 無料 | ★★★★☆ |
実装手順(W3 Total Cacheの場合)
- WordPress管理画面→「プラグイン」→「新規追加」
- 「W3 Total Cache」を検索してインストール
- 有効化後、「Performance」→「General Settings」
- 以下にチェックを入れる:
- Page Cache: 有効
- Minify: 有効(CSS・JavaScript圧縮)
- Browser Cache: 有効
- 「Save all settings」をクリック
注意点
キャッシュプラグインを複数入れると競合するため、1つだけインストールしてください。
❸ 不要なプラグイン削除
難易度: ★☆☆☆☆(非常に簡単)
所要時間: 10-15分
期待効果: -0.3〜-0.8秒
なぜプラグインが多いと遅くなる?
プラグインが増えると、以下の問題が発生します:
- PHP処理が増加
- データベースへの問い合わせが増加
- CSS/JavaScriptファイルが増加
一般的に、プラグインは20個以下が理想です。
実装手順
- WordPress管理画面→「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」
- 使っていないプラグインをリストアップ
- 「無効化」→「削除」
削除すべきプラグインの見分け方
以下のプラグインは削除を検討してください:
- 使っていないSNS連携プラグイン
- 重複機能のプラグイン(SEOプラグインを2つ入れている等)
- 長期間更新されていないプラグイン(セキュリティリスク)
- 有効化したけど使っていないプラグイン
どうしても削除できない場合
プラグインを削除できない場合は、特定のページでのみ読み込む設定ができるプラグイン「Asset CleanUp」を使いましょう。
❹ PHPバージョンアップ
難易度: ★★☆☆☆(簡単)
所要時間: 5-10分
期待効果: -0.5〜-1.0秒
なぜPHPバージョンが重要?
WordPressはPHPで動作しています。新しいPHPバージョンほど処理速度が速く、セキュリティも高いです。
- PHP 5.6: 遅い、セキュリティリスク高
- PHP 7.4: PHP 5.6の約2倍高速
- PHP 8.0-8.4: PHP 7.4よりさらに10-20%高速
現在のPHPバージョンを確認する方法
- WordPress管理画面→「ツール」→「サイトヘルス」
- 「情報」タブをクリック
- 「サーバー」セクションで「PHPバージョン」を確認
PHPバージョンアップ手順
方法1: レンタルサーバーの管理画面から変更(推奨)
- レンタルサーバーの管理画面にログイン
- 「PHP設定」または「PHPバージョン変更」をクリック
- 「PHP 8.2」または「PHP 8.3」を選択
- 保存
主要サーバーの変更方法:
- ConoHa WING: コントロールパネル→サイト管理→応用設定→PHP設定
- エックスサーバー: サーバーパネル→PHP Ver.切替
- ロリポップ: ユーザー専用ページ→PHP設定
方法2: wp-config.phpで指定(上級者向け)
// wp-config.phpに追加
define('PHP_VERSION_ID', 80300); // PHP 8.3の場合
注意点
PHPバージョンを変更する前に、必ずバックアップを取ってください。古いテーマ・プラグインが新しいPHPに対応していない場合、サイトが表示されなくなる可能性があります。
❺ Lazy Load実装
難易度: ★☆☆☆☆(非常に簡単)
所要時間: 5分
期待効果: -0.5〜-1.0秒
Lazy Loadとは?
Lazy Loadは、画像をスクロールして表示領域に入った時に初めて読み込む技術です。これにより、初回のページ読み込み時間が大幅に短縮されます。
Lazy Loadなし: ページ内の全画像を一度に読み込む(重い)
Lazy Loadあり: 表示領域の画像のみ読み込む(軽い)
実装方法
方法1: プラグインを使う(推奨)
おすすめプラグイン: a3 Lazy Load
- WordPress管理画面→「プラグイン」→「新規追加」
- 「a3 Lazy Load」を検索してインストール
- 有効化するだけで自動的に設定される
方法2: テーマの機能を使う
最近のWordPressテーマ(Cocoon、SWELL、Astra等)は、Lazy Load機能を標準搭載しています。テーマ設定で有効化できます。
方法3: WordPress標準機能(5.5以降)
WordPress 5.5以降では、Lazy Loadが標準機能として追加されました。ただし、iframeには対応していないため、プラグインの方が確実です。
【中級編】さらに速度を上げる施策4選
初級編を実装したら、次は中級編に挑戦しましょう。これらの施策は、少し技術的な知識が必要ですが、大きな効果が期待できます。
❻ CSS/JavaScript最適化(ミニファイ・結合)
難易度: ★★★☆☆(普通)
所要時間: 20-30分
期待効果: -0.5〜-1.0秒
なぜCSS/JavaScript最適化が必要?
WordPressサイトは、複数のCSS・JavaScriptファイルを読み込みます。これらのファイルが多すぎると、ブラウザのリクエスト数が増え、表示が遅くなります。
最適化前: CSS 10ファイル + JavaScript 15ファイル = 25リクエスト
最適化後: CSS 1ファイル + JavaScript 1ファイル = 2リクエスト
実装方法
方法1: キャッシュプラグインのMinify機能を使う
W3 Total CacheやWP Rocketには、CSS/JavaScriptを自動的に圧縮(ミニファイ)・結合する機能があります。
W3 Total Cacheの場合:
- 「Performance」→「Minify」
- 「Enable」にチェック
- 「Minify mode」を「Auto」に設定
- 保存
方法2: Autoptimizeプラグインを使う
- 「Autoptimize」をインストール
- 設定で「Optimize JavaScript Code」「Optimize CSS Code」にチェック
- 保存
注意点
CSS/JavaScriptを結合すると、デザインが崩れたり、機能が動かなくなったりする場合があります。変更後は必ず動作確認してください。
❼ データベース最適化
難易度: ★★☆☆☆(簡単)
所要時間: 10-15分
期待効果: -0.3〜-0.8秒
なぜデータベースが重くなる?
WordPressは、記事・コメント・設定等をデータベースに保存します。長期間運営していると、以下のゴミが溜まります:
- 下書き・リビジョン
- スパムコメント
- 使っていないテーブル
これらを削除することで、データベースが軽くなり、クエリ速度が向上します。
実装方法
方法1: WP-Optimizeプラグインを使う(推奨)
- 「WP-Optimize」をインストール
- 「Database」タブをクリック
- 以下にチェック:
- リビジョンのクリーンアップ
- 自動下書きのクリーンアップ
- スパムコメントの削除
- 「Run all selected optimizations」をクリック
方法2: wp-config.phpでリビジョンを制限
// wp-config.phpに追加(リビジョンを5個に制限)
define('WP_POST_REVISIONS', 5);
❽ CDN導入
難易度: ★★★☆☆(普通)
所要時間: 30-60分
期待効果: -0.5〜-1.5秒(特に海外からのアクセス)
CDNとは?
CDN(Content Delivery Network)は、世界中のサーバーにコンテンツをキャッシュし、ユーザーに最も近いサーバーから配信する仕組みです。
CDNなし: 東京のサーバー → アメリカのユーザー(遅い)
CDNあり: アメリカの最寄りサーバー → アメリカのユーザー(速い)
おすすめCDNサービス
| サービス名 | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|
| Cloudflare | 無料プラン充実、設定簡単 | 無料/有料 |
| BunnyCDN | 高速、低価格 | 従量課金 |
| Amazon CloudFront | AWS連携、高機能 | 従量課金 |
実装方法(Cloudflareの場合)
- Cloudflareでアカウント作成
- サイトを追加
- ネームサーバーをCloudflareのものに変更
- DNS設定を確認
- SSL/TLS設定を「フル」に変更
❾ 軽量テーマへの変更
難易度: ★★★★☆(やや難しい)
所要時間: 1-3時間
期待効果: -1.0〜-2.5秒
なぜテーマが重要?
WordPressテーマは、サイトのデザインと機能を決定します。デザイン重視のテーマは、多くのCSS・JavaScriptを読み込むため、表示が遅くなります。
軽量テーマの選び方
以下の条件を満たすテーマを選びましょう:
- PageSpeed Insightsで90点以上取れる
- 不要な機能が少ない
- 定期的にアップデートされている
おすすめ軽量テーマ
| テーマ名 | 特徴 | 料金 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| SWELL | 高速・高機能・ブロックエディタ完全対応 | 17,600円 | ★★★★★ |
| Cocoon | 無料最強、日本製 | 無料 | ★★★★★ |
| Astra | 軽量・カスタマイズ性高 | 無料/有料 | ★★★★☆ |
| Neve | シンプル・高速 | 無料/有料 | ★★★★☆ |
| GeneratePress | 軽量・SEO最適化済み | 無料/有料 | ★★★★☆ |
【上級編】根本的な解決:高速サーバーへの移行4選
ここまでの施策を実装しても表示速度が改善されない場合、サーバーが根本的な原因の可能性が高いです。高速サーバーへの移行は、最も効果的な高速化施策です。
サーバー移行のメリット・デメリット
メリット
- 根本的な速度改善(3秒→1秒)
- サーバー側でキャッシュ・CDN設定済み
- PHPバージョンが最新
- SSD搭載、LiteSpeed採用で高速
デメリット
- 移行作業が必要(1-3時間)
- 月額費用が上がる場合がある(1,000円前後)
- DNS切り替えまで24-48時間かかる
おすすめ高速サーバー4社比較
以下の4社は、WordPressに特化した高速サーバーとして定評があります。
| サーバー名 | 月額料金 | 速度 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| ConoHa WING | 1,320円〜 | ★★★★★ | LiteSpeed、自動バックアップ | ★★★★★ |
| エックスサーバー | 1,100円〜 | ★★★★☆ | 老舗、安定性高 | ★★★★☆ |
| ロリポップ | 550円〜 | ★★★☆☆ | 低価格、初心者向け | ★★★☆☆ |
| mixhost | 1,320円〜 | ★★★★☆ | アダルト可、高速 | ★★★☆☆ |
図5: おすすめ高速サーバー4社の比較表
| サーバー名 | 月額料金 | 速度評価 | 主な特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| ConoHa WING | 1,320円〜 | ★★★★★ | LiteSpeed採用 国内最速 |
★★★★★ |
| エックスサーバー | 1,100円〜 | ★★★★☆ | 運用実績20年 安定性抜群 |
★★★★☆ |
| ロリポップ | 550円〜 | ★★★☆☆ | 低価格 初心者向け |
★★★☆☆ |
| mixhost | 1,320円〜 | ★★★★☆ | LiteSpeed採用 アダルト可 |
★★★☆☆ |
安定性重視: エックスサーバー(運用実績20年、シェアNo.1)
コスパ重視: ロリポップ(月550円から、初心者向け)
❿ ConoHa WING(推奨No.1)
おすすめ度: ★★★★★
月額料金: 1,320円〜
移行難易度: ★★☆☆☆(簡単)
ConoHa WINGの特徴
- 国内最速: LiteSpeed採用、HTTP/3対応
- 自動バックアップ: 過去14日分無料
- WordPress簡単移行: プラグインで自動移行可能
- 無料独自SSL: Let’s Encrypt自動設定
- 初期費用0円: すぐに始められる
こんな人におすすめ
- 速度を最優先したい人
- 初心者でも簡単に移行したい人
- 複数サイトを運営したい人
実測値(PageSpeed Insights)
- LCP: 1.2秒
- FID: 50ms
- CLS: 0.05
👉 ConoHa WING公式サイトで詳細を見る(無料お試し期間あり)
※ 詳しいレビューは「ConoHa WINGとは?メリット・デメリットと他社サーバーとの比較を徹底解説」をご覧ください。
⓫ エックスサーバー
おすすめ度: ★★★★☆
月額料金: 1,100円〜
移行難易度: ★★☆☆☆(簡単)
エックスサーバーの特徴
- 運用実績20年以上: 国内シェアNo.1
- 安定性抜群: 稼働率99.99%
- WordPress簡単インストール: 5分で設置可能
- 24時間365日サポート: 電話・メールで対応
- 自動バックアップ: 過去14日分無料
こんな人におすすめ
- 安定性を重視する人
- 老舗サーバーが良い人
- 手厚いサポートが欲しい人
実測値(PageSpeed Insights)
- LCP: 1.5秒
- FID: 60ms
- CLS: 0.08
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⓬ ロリポップ
おすすめ度: ★★★☆☆
月額料金: 550円〜
移行難易度: ★★☆☆☆(簡単)
ロリポップの特徴
- 低価格: 月550円から始められる
- 初心者向け: 管理画面がシンプル
- WordPress簡単インストール: 60秒で設置
- ハイスピードプラン: LiteSpeed採用(月1,430円)
こんな人におすすめ
- とにかく安く始めたい人
- 初めてWordPressを使う人
- 小規模サイトを運営する人
実測値(PageSpeed Insights)
- LCP: 2.0秒(ハイスピードプラン: 1.3秒)
- FID: 80ms
- CLS: 0.10
👉 ロリポップ公式サイトで詳細を見る(10日間無料お試しあり)
⓭ mixhost
おすすめ度: ★★★☆☆
月額料金: 1,320円〜
移行難易度: ★★★☆☆(普通)
mixhostの特徴
- LiteSpeed採用: 高速表示
- アダルト可: 幅広いジャンルに対応
- クラウド型: アクセス増加時も安定
- 30日間返金保証: 安心して試せる
こんな人におすすめ
- アダルトコンテンツを扱う人
- アクセスが変動しやすいサイトを運営する人
- 最新技術を試したい人
実測値(PageSpeed Insights)
- LCP: 1.4秒
- FID: 55ms
- CLS: 0.07
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トラブルシューティング
高速化施策を実装する際に、よくある問題と解決方法を紹介します。
プラグイン競合への対処
症状: キャッシュプラグインを入れたら、サイトが表示されなくなった
原因: 他のプラグインとの競合
解決方法:
- FTPまたはサーバーのファイルマネージャーでWordPressディレクトリにアクセス
/wp-content/plugins/フォルダを開く- 問題のプラグインフォルダ名を変更(例:
w3-total-cache→w3-total-cache-disabled) - サイトが復旧したら、プラグインを1つずつ有効化して原因を特定
移行時のエラー対応
症状: サーバー移行後、画像が表示されない
原因: 画像のURLが古いサーバーのままになっている
解決方法:
- プラグイン「Better Search Replace」をインストール
- 「ツール」→「Better Search Replace」
- 「Search for」に古いURL、「Replace with」に新しいURLを入力
- 「Dry run」にチェックを入れて実行(テスト)
- 問題なければ、チェックを外して本実行
キャッシュが効かない場合
症状: キャッシュプラグインを入れたのに速度が変わらない
原因: キャッシュが正しく生成されていない、またはログインユーザーにはキャッシュが適用されない
解決方法:
- キャッシュを削除して再生成
- シークレットモード(ログアウト状態)でサイトを確認
- PageSpeed Insightsで測定(キャッシュが効いているか確認)
よくある質問(Q&A)
Q1: 高速化で本当にSEOに効果がありますか?
A: はい、効果があります。
Googleは2021年からコアウェブバイタル(LCP、FID、CLS)をランキング要因に加えました。表示速度が速いサイトほど、SEO順位が上がりやすくなります。
また、ユーザー体験の観点からも、速いサイトほど直帰率が低く、コンバージョン率が高い傾向にあります。Akamaiの調査によると、ページ表示速度が1秒遅れると、コンバージョン率が7%低下することが分かっています。
Q2: どの施策から始めるべきですか?
A: 以下の順番で実装することをおすすめします:
1週目(初級編):
- ❶ 画像最適化(WebP形式への変換)
- ❷ キャッシュプラグイン導入
- ❸ 不要なプラグイン削除
2週目(初級編+中級編):
- ❹ PHPバージョンアップ
- ❺ Lazy Load実装
- ❻ CSS/JavaScript最適化
3週目(中級編+上級編):
- ❼ データベース最適化
- ❽ CDN導入
- ❾ 軽量テーマへの変更(必要に応じて)
- ❿〜⓭ 高速サーバーへの移行(最終手段)
難易度が低く、効果が大きい施策から順番に実装していきましょう。
Q3: サーバー移行のリスクは?
A: 以下のリスクがあります:
リスク1: データ消失
→ 対策: 移行前に必ずバックアップを取る
リスク2: DNS切り替えまでサイトが表示されない
→ 対策: DNS切り替えは24-48時間かかるため、週末など影響が少ない時期に実施
リスク3: メールアドレスが使えなくなる
→ 対策: メール設定を移行前に確認し、移行後に再設定
ほとんどのレンタルサーバーは、WordPress簡単移行ツールを提供しています。手順に従えば、初心者でも安全に移行できます。
Q4: 無料で高速化できますか?
A: はい、初級編・中級編の施策は全て無料で実装できます。
以下は無料プラグイン・ツールだけで実装可能です:
- ❶ 画像最適化: EWWW Image Optimizer(無料版)
- ❷ キャッシュ: W3 Total Cache(無料)
- ❸ プラグイン削除: 無料
- ❹ PHPバージョンアップ: 無料(サーバー設定)
- ❺ Lazy Load: a3 Lazy Load(無料)
- ❻ CSS/JavaScript最適化: Autoptimize(無料)
- ❼ データベース最適化: WP-Optimize(無料)
- ❽ CDN: Cloudflare(無料プラン)
ただし、より大きな効果を得たい場合は、有料プラグイン(WP Rocket)や高速サーバー移行を検討することをおすすめします。
Q5: プラグインを入れすぎると重くなりますか?
A: はい、プラグインが多すぎると重くなります。
プラグインが増えると、以下の問題が発生します:
- PHP処理時間の増加
- データベースへの問い合わせ増加
- CSS/JavaScriptファイルの増加
目安: プラグインは20個以下に抑えることをおすすめします。
ただし、プラグインの数よりも、質が重要です。1つの重いプラグインが、10個の軽いプラグインよりも悪影響を与える場合もあります。プラグインを選ぶ際は、以下を確認しましょう:
- 定期的に更新されているか
- レビュー評価が高いか(4.5以上)
- 有効インストール数が多いか(10万以上)
まとめ
この記事では、WordPressサイトを3秒から1秒に高速化する13の方法を、難易度別に解説しました。
高速化施策13選の振り返り
【初級編】1時間で実装できる施策5選
- ❶ 画像最適化(WebP形式への変換)
- ❷ キャッシュプラグイン導入
- ❸ 不要なプラグイン削除
- ❹ PHPバージョンアップ
- ❺ Lazy Load実装
【中級編】さらに速度を上げる施策4選
- ❻ CSS/JavaScript最適化(ミニファイ・結合)
- ❼ データベース最適化
- ❽ CDN導入
- ❾ 軽量テーマへの変更
【上級編】根本的な解決:高速サーバーへの移行4選
- ❿ ConoHa WING(推奨No.1)
- ⓫ エックスサーバー
- ⓬ ロリポップ
- ⓭ mixhost
高速化で得られる5つのメリット
- SEO順位向上: コアウェブバイタル改善でGoogleからの評価アップ
- 直帰率低下: ユーザーがサイトに留まる時間が増加
- コンバージョン率向上: 表示速度1秒短縮でCV率7%アップ
- ユーザー満足度向上: 快適な閲覧体験を提供
- サーバー負荷軽減: キャッシュによりサーバーコスト削減
今日からできること
まずは、以下の3つから始めましょう:
- 現在の表示速度を測定する(PageSpeed Insights)
- 画像最適化プラグインを導入する(EWWW Image Optimizer)
- キャッシュプラグインを導入する(W3 Total Cache)
これだけでも、表示速度を1-2秒短縮できます。
高速サーバーを検討中の方へ
初級編・中級編を実装してもまだ遅い場合は、サーバーが根本的な原因です。以下のサーバーがおすすめです:
- 速度重視: ConoHa WING(LiteSpeed、国内最速)
- 安定性重視: エックスサーバー(運用実績20年、シェアNo.1)
- コスパ重視: ロリポップ(月550円から、初心者向け)
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あなたのWordPressサイトも、今日から速くなります。ぜひこの記事を参考に、高速化施策を実装してみてください。