WEBマーケティング

プロが教えるWebマーケティングの関連資格16選!

プロが教えるWebマーケティングの関連資格16選!

Webマーケティングの仕事は経験がものをいう仕事です。まずは実践することが非常に大切です。Webマーケターになりたい方も自身でサイトを作成し、そこに集客することが一番の実績になりますし、就職、転職にも役に立つと思います。
しかし、自身のスキルや経験を証明できる資格を取得することも決して無駄ではないと思います。Webマーケターとしての信頼度を高めることもできると思います。
就職や転職でどれくらい役に立つかは未知数の部分もありますが、同じくらいの経験者が同じタイミングで就職、転職活動をしていたら、資格を持っている方の方が有利になることも多々あると思います。
また未経験の方がWebマーケティングの勉強をするのにも一つの目標にもなると思います。
ということで今回はWebマーケティング関連の資格を下記の5つのカテゴリーに分けて紹介したいと思います。

  • マーケティング・Webマーケティング関連の資格
  • Web担当者向けの資格
  • 解析・統計関連の資格
  • リスティング広告関連の資格
  • その他の資格

マーケティング・Webマーケティング関連の資格

Webマーケティングの柱ともいえるマーケティング関連の資格についてご紹介します。

マーケティング・ビジネス実務検定

この資格はマーケティングに関する総合的な知識を判定するための試験です。Webマーケティングに限らず、総合的なマーケティング知識の習得が可能となります。試験の内容は「マーケティング知識」「マーケティング事例」の2つの分野について出題されます。A級、B級、C級に分かれており、各級のレベルは下記になっております。

A級

マーケティング・戦略レベル
マーケティング・マネジメントレベル
(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)

B級

マーケティング・オペレーション応用レベル
(業務の運営ができるレベル)

C級

マーケティング・オペレーション基礎レベル
(定型業務ができるレベル)

ジャンルに縛られない、強いマーケターになるには取っておいても損はしない資格だと思います。

URLhttps://www.marke.jp/
受験料A級:12,343円(税込) B級:7,150円(税込) C級:5,980円(税込) B級・C級併願:13,130円(税込)

IMA検定

インターネット上でのマーケティングに特化した検定試験です。実務を意識した試験内容となっているので、最新の知識とノウハウを学ぶことが出来ます。講義~受検までの全過程を自宅や職場内で実施できるのが大きな特徴です。Webマーケティングは情報を取集することも大切であるとの考えから、試験時もWebを閲覧しながら受験できます。

URLhttp://ima-kentei.jp/
受講・受験料Standardコース:18,000円(税別) 再受検料(前回試験から1年以内)8,000円(税別) Professionalコース:25,000円(税別) 再受検料(前回試験から1年以内)8,000円(税別) 合格認定書発行料: 5,000円(税別)

マーケティング検定

2017年に誕生したばかりの新しい資格です。試験は随時受験可能で申し込めば誰でも受験できます。1級、2級、3級とあるようですが、1級、2級は2019年度スタートする予定のようです。各級のレベルは下記となっております。

1級 上級者レベル

「他企業からスカウトされるほどの実力があるマーケティング・リーダー」を基準として、マーケティングの応用に対する実力を測定します。

2級 中級者レベル

「社会で活躍するマーケターとして認定できる実力」を基準として、マーケティングの基礎概念から応用までの理解度・習熟度を測定します。

3級 初級者レベル

これからマーケティングに触れる方を中心に、様々な場面においてマーケティングに関わる方を対象として、マーケティングの基本の習熟度を測定します。

URLhttps://www.jma2-jp.org/marken
受験料3級:6,480円(税込)

ネットマーケティング検定

インターネットの特長を理解して、状況に応じてマーケティング手法を変えることが出来る人材の育成をモットーにWebマーケティングをする側を意識した内容で構成されています。
内容が比較的簡単なので、少し勉強すれば取得できる資格です。そのため、実用的ではないかもしれませんが、マーケティング初心者にとっては最初の関門と言っていい資格かもしれません。

URLhttps://www.sikaku.gr.jp/nm/
受験料5,800円(税込)

中小企業診断士

中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格です。国家資格ですので取得難易度は非常に高いです。取得にはマーケティングと関連性の深い経営・ビジネスに関する幅広い知識やスキルが必要ですので、マーケターにとっても取得して決して損のない資格です。

URLhttps://www.j-smeca.jp/
受験料一次:13,000円 二次:17,200円

MBA(経営学修士)

MBAは簡単に取れる学位ではありませんが、マーケターとして取得すると大きなキャリアップにつながります。ヘッドハンティングの話も増え、独立する方も多いようです。

国内でMBAを取得するには下記の方法があります。

  • 全日制(平日の日中)のビジネススクールに通う
  • 平日夜間&週末のビジネススクールに通う
  • オンラインでビジネススクールに通う

Web担当者向けの資格

続いて、企業のWeb担当者向けの資格の紹介です。Web担当者はマーケティングの知識も問われますが、ホームページの管理等も業務に含まれます。そういった業務をメインにしようと考えられている方向けの資格です。

Web検定

Webに関わる全ての人に向けた検定試験です。Webの基本知識を持っていることを証明できるWebリテラシー検定を始め、Webデザイン検定、Webディレクション検定、Webプロデュース検定と4つの検定に分かれていることが特長です。Webの経営戦略やマーケティングに関する知識を証明できる上に、HTML,CSSといったWeb管理に必要な技術を身に付けることが出来るため、Web担当者になるのであれば持っておいても損はしない資格ではないでしょうか。

Webリテラシー検定

Webに関する標準知識を備えているかを問う資格試験です。Webに携わる人の全ての人が対象になります。Web業界の人はもちろんのこと、発注する側の人も取得しておくと非常に役に立つ資格です。

Webデザイン検定

Webデザイナーは基本的なデザインの知識だけではなく、WebならではのでHTML、CSSの知識やアクセスビリティの知識など幅広い知識が必要になります。Webデザイン検定では実践的かつ標準的な知識を網羅した試験になってます。これからWebデザイナーを目指す方や現役のプロのWebデザイナー、Webデザインの知識が必要となるすべての方にオススメの資格です。

Webディレクション検定

Web管理に加えて集客や現状解決のための企画を検討できるかを問われる検定となっています。コンテンツマネージャーなど、チームを先導して支える立場になった場合、取得しておくと大きな力を発揮できるはずです。
仕事の分担が大切となってくるプロジェクトに置いてディレクションすることは非常に大きな意味を持ちます。

Webプロデュース検定

Webプロデュース検定はプロジェクトを成功に導くWebプロデュースのスキルを問われる検定となっています。Webサイトをマネジメントする上で必要な幅広い専門知識を問う実践的な内容となっています。

URLhttps://webken.jp/
受験料10,000円(税抜)

解析・統計関連の資格

Webマーケティングにおいては情報をきちんと解析できるかどうかで成果が変わってきます。また、日々新しい情報を仕入れて統計を取ることで社会のトレントを知ることが可能です。手法が目まぐるしく変わるWebマーケティングではデータの解析・統計に力を入れることが成功へのカギとなるでしょう。解析・統計のための資格をいくつかご紹介します。

Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)

日本語で訳すと「Googleアナリティクス個人認定資格」といいます。Googleが提供しているWebアクセス解析サービスのGoogleアナリティクスの習熟度をはかり、一定量の技能が認められれば与えられる資格となります。アクセス解析においてGoogleアナリティクスを使いこなすことが出来るのは大きなメリットとなります。この資格を持っていることで、熟練したアナリティクスユーザであることが証明できます。

URLhttps://landing.google.com/academyforads/
受験料無料

ウェブ解析士

Webマーケティングは単純にアクセス解析が出来れば良い、というわけではなく設定目標が正しかったのか、目標に向かうまでの途中経過はどうかなどを意識・管理できる能力が求められています。こういった才能を培い、実務で活躍できる技術者を育成するという目的で行われている検定となります。実務経験に必要な知識を身に付けられる上、レベルの高いウェブ解析士として成長出来る講座も用意されており、スキルアップするにはもってこいの資格でしょう。
ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの三段階に分かれております。
ウェブ解析士はwebマーケティング、web解析の基礎知識の習得し、Webマーケティングをはじめ社内のWeb業務の遂行・業務効率化を可能にすることを目指します。
上級ウェブ解析士はWebマーケティング、Web解析に関する応用知識を習得し、データの解析を基に、クライアント及び社内経営陣(上長)へ説明・説得、新しい取り組み施策等の事業の成果に繋げる提案(コンサルティング)及び提案スキル向上(提案内容の付加価値化)を可能にすることを目指します。
ウェブ解析士マスターはWebマーケティング、Web解析(講座・資格制度)に関する教育研修のためのスキル(技能・技術)と知識(講座開設から資格認定まで)を習得し、自らが講師として独自に講義を開設し、教育機関(大学・専門学校、職業訓練校等)や企業(出張・社内研修等)で認定講座の講義と指導を行うことを可能にすることを目指します。
費用が少々高くなっております。

URLhttps://www.waca.associates/jp/
受講・受験料ウェブ解析士 講座費用:10,800円(税込) 試験費用:17,280円(税込・認定費用含む) 公式テキスト:4,320円(税込) 再試験:11,880円(税込) 上級ウェブ解析士 講座費用:86,400円(税込) 再試験 事前・中間課題の再試験:10,800円(税込) 修了レポートの再試験:10,800円(税込) ウェブ解析士マスター(全6回コース) 324,000円(税込/認定試験費用込)

Webアナリスト検定

Googleアナリティクスを用いてのWebアクセス解析の方法を講座で学んだうえで試験が行われる検定となっています。Googleアナリティクスの使い方を5時間で学ぶことが出来るので手軽さゆえの満足度は高いようです。勉強の時間がなかなか取れない人でも受験することが出来るのはメリットではないでしょうか。

URLhttps://www.jwa-org.jp/webanalyst/
受験料テキストをお持ちでない方:25,920円(税込) テキストを既にお持ちの方:21,920円(税込) ※主催者、会場によって異なります

統計検定

こちらはWebに特化した検定ではなく、データを数学を用いて統計処理する技能をはかる検定となっています。各級(1級、準1級、2級、3級、4級、統計調査士、専門統計調査士)に分かれているので、自分の能力にあった受験をすることが出来るのは魅力です。また、上級を目指してスキルアップも見込めるので受験に対する意欲を持ち続けることが出来るのではないでしょうか。
統計処理はツールも公開されているので、数学で解析するような機会は少ないかもしれません。しかし、原理を知っておくことでよりスムーズにデータの処理が可能となるでしょう。

URLhttp://www.toukei-kentei.jp/
受験料統計検定1級: 1級(統計数理および統計応用) 10,000円(税込) 1級(統計数理のみ) 6,000円(税込) 1級(統計応用のみ) 6,000円(税込)統計検定準1級 統計検定準1級:8,000円(税込) 統計検定2級:5,000円(税込) 統計検定3級:4,000円(税込) 統計検定4級:3,000円(税込) 統計検定統計調査士:5,000円(税込) 統計検定専門統計調査士:10,000円(税込)

リスティング広告関連の資格

リスティング広告とは、ユーザの検索結果に応じて表示する内容を変える広告の仕組みです。ユーザの興味関心が高い広告が表示されるので成約数が高いことも特長です。リスティング広告を出稿する側はユーザの求めるものを読み取らなければなりません。こういった広告出稿に関する資格をご紹介いたします。

Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル認定

Yahoo!プロモーション広告が提供するコンテンツを、いかに利用出来るかスコアで取得して能力を認定する資格です。スコアを知ることが出来るので、自分のレベルとこれから学ぶべきことを意識することが出来ます。Webマーケターとして広告を出稿する機会が出てくれば役に立つ資格でしょう。また860点以上(1000点満点)を取得するヤフーのロゴ入りの認定ロゴが名刺など使用できます。

URLhttps://promotionalads.yahoo.co.jp/service/professional/
受験料6,648円 + 税531円

Google AdWords認定資格

Google AdWordsといえば、Google社が提供する広告主向けの広告出稿サービスです。このサービスの習熟度をはかる資格として認定されます。しかし、仕様も変わってくるため一年ごとに受験し直さなければなりません。常に新しい知識を要する仕事であるため、逆に言えばこの資格を持っている人は最新の知識に詳しいことが分かるでしょう。不合格になっても再受験可能ですので、是非チャレンジしてほしい資格です。

URLhttps://landing.google.com/academyforads/
受験料無料

その他の資格

Webマーケティングに役立つその他の資格をご紹介します。

Webライティング能力検定(旧Webライター検定)

WebにはWebの文章の書き方があります。論文のように堅苦しく書いてもしっかり読んでくれる人はなかなかいないでしょうし、カジュアルに書きすぎると信憑性に欠ける内容となってしまいます。Webで人々を引き付けるような文章を書けるようになるための検定としてWebライティング能力検定があります。
文章で人々を魅了すれば、それだけで集客という面でのマーケティングは成功します。文章は一番のマーケティングツールといってもいいでしょう。

受験科目は6科目に分かれています。

  1. 国語
  2. ウェブライティング
  3. コピーライティング、メールライティング
  4. SEO
  5. 倫理・法律、炎上対策
  6. Webライティングに関するミニ論文(200~300文字)

基礎的な国語からSEO、法律と幅広く網羅させています。
これからブログなどで収益を得たいと考えている人には特におすすめの資格です。

URLhttps://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/kentei/
受験料13,500円(税込) テキスト込み

校正技能検定

構成技能検定は書籍や雑誌の誤字脱字、表記の誤りをチェックする技能を認定する検定です。現在のWebマーケティングではライティングは非常に重要なスキルになっており、文章の校正の技能を認定するこの検定はWebマーケティングにおいても非常に役に立つ検定になっているとおもいます。
初級、中級、上級と分かれており、初級は各教育機関(現在:大手前大学、実践女子短期大学、日本エディタースクール)において、 指定単位科目を修得した方を認定されます。

URLhttps://www.editor.co.jp/exam/
受験料中級:8,640円 上級:9,720円

ネットショップ検定

ネットショップで勤務する人達の能力を認定する資格です。資格を持っていることで信頼感も生まれますし、ネットショップのあり方を学ぶ機会にもなります。実際の店舗とネットショップの違いを知ることでネットショップを利用するメリットを学ぶこともできるでしょう。ネットショップに特化してWebマーケティングを実践したい人に特におすすめの資格です。

URLhttp://www.acir.jp/
受験料ネットショップ検定レベル1:7,000円(税込) ネットショップ検定レベル2:7,500円(税込) ネットショップ検定レベル3:申請料7,000円(税込)

まとめ

以上Webマーケティングの関連の資格を16件紹介いたしました。もちろん全て取得する必要はありません。最初に書きましたが、基本的にはWebマーケティングは実践が大事です。知識を身に付けることでより実践に活かせることも多々あると思います。様々な種類の資格がありますので自分に合った資格を探して取得してみるのも良いのではないでしょうか。